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災害時の停電リスクと、家族を守るエネルギー対策の重要性
近年、台風や地震などの自然災害が頻発しています。
停電が長時間続くと、照明や冷暖房が使えず、冷蔵庫の食品も傷んでしまいます。スマートフォンの充電もできず、情報収集すら困難になる状況は、想像以上に不安なものです。
私たち住マ居ル建装では、屋根工事の現場で多くのお客様から「停電対策をどうすればいいか」というご相談をいただいてきました。太陽光発電システムを導入されているご家庭でも、停電時には発電した電気を使えないケースがあるのです。
しかし、電気自動車(EV)と太陽光発電、そしてV2Hシステムを組み合わせることで、災害時でも普段通りの生活を維持できる可能性が広がります。
本記事では、屋根と太陽光発電の専門家として、EVとV2Hを活用した停電対策の具体的な方法をご紹介します。
V2Hシステムとは?電気自動車を「走る蓄電池」として活用する仕組み
V2Hとは「Vehicle to Home」の略称です。
電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用に有効活用する技術のことを指します。EVを単なる移動手段としてだけでなく、家庭のエネルギー効率を高める電力供給源として使用できるのです。
V2Hシステムの基本的な仕組み
V2Hシステムは、家庭の電力供給と電気自動車の充電を双方向で行えるシステムです。
通常の充電スタンドは「家から車へ」の一方向のみですが、V2H機器を設置すると「車から家へ」の給電も可能になります。これにより、EVに蓄えた電気を家庭で使用できるようになるのです。
EVのバッテリー容量は、一般的な家庭用蓄電池の数倍にもなります。例えば、日産リーフの場合、40kWhから62kWhの大容量バッテリーを搭載しています。一般家庭の1日の電力消費量が約10〜15kWhと言われていますから、EVのバッテリーだけで数日分の電力を賄える計算になります。
太陽光発電との連携で実現する自給自足
V2Hシステムの真価は、太陽光発電と組み合わせることで発揮されます。
昼間に太陽光発電システムで作られた電力をEVに蓄え、夜間に使用することで効率的な電力活用が実現します。電力会社から買う電気を大幅に削減できるため、電気代の節約にもつながるのです。
さらに、災害や停電時にも家庭に電力を供給できるため、非常時のエネルギー対策としても注目されています。
停電時にV2Hが発揮する3つの強み
災害による停電時、V2Hシステムは家族の安全と快適な生活を守る頼もしい味方となります。
1. 大容量の電力確保で長期間の停電にも対応
一般的な家庭用蓄電池の容量は5〜10kWh程度ですが、EVのバッテリーは40〜62kWhと圧倒的な容量を誇ります。
停電時に蓄電システムがあれば、蓄えておいた電気が使えます。さらに、V2Hシステムなら、家庭用蓄電池に加え、大容量のEVの車載電池も使うことができるので、長期間の停電にもしばらくの間、対応することができるのです。
冷蔵庫やエアコン、照明など、生活に必要な電化製品を数日間使い続けることが可能になります。
2. 太陽光発電との組み合わせで電力を継続的に確保
停電が長引いた場合でも、太陽光発電システムがあれば安心です。
「それでも蓄電池の電気を使いきってしまった」という場合も、太陽電池で発電できるので安心。また蓄電池に蓄えれば電気を使用することができます。
昼間に発電した電力でEVを充電し、夜間はEVから給電する。このサイクルを繰り返すことで、停電が続いても電力を確保し続けられるのです。
3. 家全体への給電で普段通りの生活を維持
V2Hシステムの多くは、家全体への給電に対応しています。
特定のコンセントだけでなく、照明やエアコン、キッチンの電化製品など、家中の電気機器を使用できます。停電時でも、ほぼ普段通りの生活を送ることができるのです。
小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、この安心感は何物にも代えがたいものとなるでしょう。
EVと太陽光発電、V2Hの組み合わせで得られる経済的メリット
停電対策だけでなく、日常的な経済メリットも大きいのがV2Hシステムの魅力です。
電気代の大幅削減が可能に
太陽光発電で作った電気をEVに蓄え、夜間に使用することで、電力会社から買う電気を大幅に削減できます。
電気料金の安い時間帯に充電し、家庭の電力として活用することで、電気代を大幅に節約できるのです。特に電気代が高騰している現在、この経済効果は見逃せません。
ガソリン代の削減効果
太陽光発電で生まれた電気を利用してEVを充電すれば、燃料費を最小化できます。
昼間の太陽光発電で生み出した電気を蓄電池に充電し、夜間でもEVへの充電が可能です。日中は通勤や買い物で自動車を使わなければならないという人も快適に使用することができます。
自家発電した電気で燃料を賄うことができれば、ご使用の電気自動車が100%エコなソーラーカーになります。ガソリン車と比較すると、年間で数十万円の燃料費削減も期待できるでしょう。
売電収入との両立も可能
太陽光発電の余剰電力は、電力会社に売電することもできます。
EVへの充電と売電を上手に組み合わせることで、エネルギーコストをさらに最適化できるのです。V2Hシステムの制御機能を活用すれば、この切り替えを自動的に行うこともできます。
東京都の補助金制度を活用したV2H導入のチャンス
V2Hシステムの導入には初期費用がかかりますが、国や自治体の補助金制度を活用することで、負担を大幅に軽減できます。
国のCEV補助金制度
令和6年度のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金では、V2H充放電設備に対する補助があります。
V2H充放電設備に対する補助は最大で75万円(購入価格の2分の1が上限)、設置工事に対する補助は個人の場合は40万円となっています。つまり、合計で最大115万円の補助を受けられる可能性があるのです。
東京都の手厚い補助金制度
東京都では、国の補助金に加えて独自の補助金制度を用意しています。
東京都のV2H等整備費補助は、国の補助金と併用可能です。特に東京都の方は、ほとんど補助金でまかなえてしまうような状況となっています。
この充実した補助金制度を活用すれば、実質的な自己負担を大幅に抑えてV2Hシステムを導入できるのです。
補助金申請の注意点
補助金を受けるには、いくつかの注意点があります。
まず、補助金交付決定後にV2H充放電設備の発注・設置工事の施工開始・支払いを行わないといけません。先に契約してしまうと補助金の対象外となってしまうため、必ず交付決定を待つ必要があります。
また、世界的な半導体不足などでV2Hシステムの納期遅れの発生が見込まれます。補助金の各種期限に間に合うかどうか、しっかり業者と確認・相談することが重要です。
私たち住マ居ル建装では、補助金申請のサポートも含めて、お客様の導入をトータルでサポートしております。
V2H導入を検討する際の3つのポイント
V2Hシステムの導入を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。
1. 屋根の状態確認が最優先
太陽光発電システムを設置する場合、まず屋根の状態を確認する必要があります。
屋根の劣化が進んでいる状態で太陽光パネルを設置すると、将来的に雨漏りのリスクが高まります。また、パネルを一度取り外して屋根を修繕する必要が生じると、余計な費用がかかってしまうのです。
私たちは屋根の専門会社として、まず屋根の状態を正確に診断します。必要であれば補修や防水工事を行った上で、太陽光発電システムの設置を提案しています。
2. 対応車種の確認
V2Hシステムは、すべての電気自動車に対応しているわけではありません。
2024年現在、対応する電気自動車には、日産自動車の新型・旧型「リーフ」、三菱自動車のi-MiEVシリーズ、minicab-MiEVシリーズ、アウトランダーPHEVなどがあります。
ご自身のEV、または購入予定のEVがV2Hシステムに対応しているか、事前に確認することが重要です。
3. ライフスタイルに合わせたシステム選定
V2Hシステムには、非系統連系型と系統連系型の2種類があります。
非系統連系型は、太陽光発電を未設置、または設置済みであっても太陽光発電を「売電」にのみ利用しているケースに適しています。一方、系統連系型は太陽光発電を既に設置済みで、発電した電気を自家消費している家庭に向いています。
ご家庭の電力使用パターンや、太陽光発電システムの有無、今後の導入予定などを総合的に考慮して、最適なシステムを選定することが大切です。
住マ居ル建装がご提案する、屋根から始まる安心のエネルギー対策
私たち住マ居ル建装は、屋根工事の専門会社として長年の経験を積んできました。
その技術を基盤として、現在は太陽光発電システムとV2Hの導入にも力を入れています。単に発電効率だけを追求するのではなく、屋根への負担はないか、将来のメンテナンスはしやすいか、長期的に安全に使い続けられるかといった「住まい全体の耐久性」まで考慮した設計・施工を行うことが、私たちの強みです。
ワンストップ対応で安心の施工体制
「太陽光を設置したいけれど屋根の状態が心配」「古い屋根でも設置できるのか分からない」
このようなご相談にも、屋根点検から補修、太陽光設計、V2H導入、施工、アフターサポートまで、すべてワンストップで対応できる体制を整えております。
複数の業者に依頼する必要がないため、責任の所在が明確で、トラブルが起きた際も迅速に対応できます。
10年後・20年後も安心して暮らせる住まいを守る
施工して終わりではなく、10年後・20年後も安心して暮らせる住まいを守ることが私たちの使命です。
定期的な点検やメンテナンスを通じて、太陽光発電システムとV2Hシステムが長期間にわたって安全に稼働し続けるようサポートいたします。
地域密着だからこそできる、迅速で誠実な対応。信頼第一のサービスをお約束いたします。
まとめ:EVと太陽光、V2Hで実現する安心で持続可能な暮らし
災害時の停電対策として、EVと太陽光発電、V2Hシステムの組み合わせは非常に有効です。
大容量のEVバッテリーと太陽光発電を組み合わせることで、長期間の停電にも対応でき、家族の安全と快適な生活を守ることができます。さらに、日常的には電気代やガソリン代の削減という経済的メリットも享受できるのです。
東京都をはじめとする自治体の手厚い補助金制度を活用すれば、初期費用の負担も大幅に軽減できます。
ただし、V2Hシステムの導入には、屋根の状態確認や対応車種の確認、ライフスタイルに合わせたシステム選定など、専門的な知識が必要です。
私たち住マ居ル建装は、屋根の専門家として、また太陽光発電とV2Hシステムの施工実績を持つ会社として、お客様の安心で持続可能な暮らしづくりをトータルでサポートいたします。
停電対策や電気代削減にご興味のある方、EVをお持ちの方やこれから購入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
確かな屋根技術と再生可能エネルギーを通じて、安心で持続可能な住環境づくりにこれからも貢献してまいります。
停電時にどこまで電力を確保したいか、V2Hや蓄電池の考え方を整理したい段階でもお問い合わせいただけます。備え方の方向性を知りたい方にも向いた導線です。
お問い合わせフォームへ-著者情報-
住マ居ル建装株式会社
代表:千田 康平
屋根工事および太陽光発電システムの施工・設計を手がける、住マ居ル建装株式会社の千田です。
屋根の専門家としての豊富な現場経験をもとに、「建物を長く安全に保つ施工」を第一に、地域密着で事業を展開しています。
これまで、屋根補修・雨漏り修繕・防水工事など幅広い施工に対応しており、建物の状態を正確に診断したうえで、原因から改善する根本的な施工を大切にしています。
表面的な補修ではなく、再発を防ぐための最適な工事提案を行うことが強みです。また、屋根の専門技術を活かし、太陽光発電システムの導入にも注力。
発電効率だけでなく、屋根への負担や将来的なメンテナンス性まで考慮した設計・施工を行っています。
「太陽光を設置したいが屋根の状態が不安」という方にも、点検・補修・設置まで一貫して対応可能です。
「施工して終わり」ではなく、長く安心して暮らせる住まいを守ることを使命に、信頼第一のサービスを提供しています。
確かな屋根技術と再生可能エネルギーの普及を通じて、安心で持続可能な住環境づくりに貢献してまいります。
住マ居ル建装株式会社の社名には、「お住まい」と「スマイル」を掛け合わせ、お客様の大切な住まいという資産を守り、笑顔を届けたいという想いを込めています。
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